LA TERRA のチャレンジスピリッツが生みだした
トライ&エラーの結晶ともいうべき一品。
テントは93年くらいの発売だと思うのですが、アタシが購入した98年当時でも、まだまだ斬新な新機軸と画期的と思われるような試みもたっぷり盛り込まれてて、新時代のテントって感じがしました。
しかし、98年のシーズン終了後に在庫がなくなった時点で販売打ち切りになってしまいました。
いろんな夢や可能性が盛り込まれてました!
具体的には
@ポップなカラーリング!(性能とは関係ないんだけど…)
Aメインの素材をゴアテックスでなく、ダーミザクスを採用したこと
メインは通常より大きめなファスナー式
ドアパネルで出入りがしやすい。
後部は冬用の吹流し式の口を採用している。
C補強フレーム(左写真)使用で耐風性アップ
を図っている。
(補強フレームはオプションパーツでした)
D換気をきちんと確保するために、ベンチレータに芯を入れて
潰れにくくしてあります。
E夜間に配慮して反射塗料のロゴを採用しています。
他にもフレームスリーブは一方通行の袋とじ式
になっていて、設営はとてもスピーディー
にこなせるようになっています。
また、袋とじの末端はフレームの力がかかって
破損しやすいのですが、
このテントの場合、袋とじの末端にもグロメット
が埋め込まれていて破損しにくくなっています。
さまざまな部分に多くの工夫や新しいアイデアが組み込まれていて、観察しているだけでも
飽きないテントです。
アイデアが裏目に出てしまっていることも・・・
このテントの最大の魅力で、最大の欠点になっているのが、後部出入口の吹流しです![]()
【左側の写真】のように吹流しのトンネルの丈があまりにも短すぎて、閉じたノットが円の内側に収まってしまっています。
雨が降ってくると、円の中に雨水が溜まってきまして、重みでドンドン沈んできます。
【写真中央】のように溜まった水で吹流しパネルが室内に押し寄せてきます。そして閉じたノットも溜まった水の中に沈んでしまうので、どんなにキツく縛っても、雨水は室内にポタポタ漏れてきてしまうのです。
これではどんなに優れた防水透湿素材を使っていても意味がありません。
トンネルを縛ったノットが円の外側に出ていれば、吹流しに雨水が溜まるようなことはありません。
あと10センチだけでもトンネルの丈が長かったら起こらない悲劇でした。フィールドで実践的なテストが不十分だったのでしょう。
フレームを1本増やすことで、一種のジオデシック構造的な耐風性能を試みたようです。確かにテント全体のテンションはUPしてブレは少なくなります。
しかし、写真のように床材のボトムシートにも余計なテンションがかかり、床はめくれ上がってしまってます。
これでは、テント室内が狭くなってしまいます。
そして、本当に強風の時はめくれ上がった部分が風を抱き込んでしまい、結果ひどく不安定な状態となってしまいます![]()
F1のシャシーが車体の下にも空気を流すことによって、逆に車体の安定性を得ることをグランドエフェクト効果と言います。
このテントが補強用ポールをセットすることで、悪いグランドエフェクト効果が生まれてしまいました。
九州は阿蘇の外輪山の1つ(どこだか忘れましたが…)で台風を迎えたことがありました。
すさまじい雨と風・・・。
「補強用ポールの出番
」
とばかり暴風雨の中セットしたところ、逆に風を拾う結果となりました。
山の中では、暴風雨は上方向や横方向ばかりではありませんでした。山の下から吹き上げてくるような風もあります。
床がめくれ上がったテントはモロに風を抱え込み、室内にいた私ごと転がりました。
とてもペグと私の体重だけではだけでは支えきれない風圧を受け、抱え込んでしまったようです。
2回か3回ゴロゴロと転がってから、ようやくテントは止まりました。
本当になんのための補強用ポールか?という大問題でした。
この2点の失敗がある限り、絶対にベストセラーテントにはなれません。
廃盤になるべくしてなったテントと言えるでしょう。
また同サイズのゴアライトテントと比較しても、ラテラテントは収納サイズはデカデカだし、重量も重いです。
ゴアライトやゴアライズに勝てなかった理由もその辺りかも知れません。
けれど、アタシが一番長く使ってるテントです。
だいぶヨレヨレになってきてますが、もうすぐ10年経つ今でも立派に現役です!
雨が降ったら、吹流し口の上にミニタープ(IBS石井スポーツ/オリジナルマルチタープ)を張らないとならない、実に世話のやけるテントなんですけど。ハードなトレッキングでもないかぎり、意外と世話のやけるテントほど長い夜の時間を潰すにも面白かったりするんですよ〜。
愛着って点ではイチバン思い入れのあるテントです。
あと、何年かは頑張ってくれそーなラテラテント。
| メーカー | 品 名 | 適応人数 | 適応時季 |
| LA TERRA ラテラ | L-V0202 VET22 | 1〜2人用 | 4シーズン |
| サイズ | 収納サイズ | |
| 120×210×105cm | 36×15φ フレーム44cm | |
| 重量 | タイプ | |
| 1900g(付属品除く) | シングルウォール・ドーム | |
| 素材 | 本 体:30Dnポリエステルタフタ+ダーミザクス+トリコット不織布 |
| ボトム:110DnナイロンタフタPU加工 | |
| フライ:110DnナイロンリップスタフタPU加工(オプション) | |
| フレーム:超ジェラルミン |
| 出入口 | 短辺前方逆U字ファスナー式 後方短辺吹流し式 |
| 換 気 | 長辺円筒フライ連結型×1 |
| オプション | 補強フレーム、外張り、フライシート等 |
| 備考 | 生産終了 |
| 組立方式 | 一方向袋綴じフレームスリーブ方式 |
| 価格 | ¥39,500(税別) |
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ラテラのテントなんてあったのかい?
初めて知ったゾナ
山行のときは、基本的にエアライズを使用していますが、それ以外のキャンプはテザルプジオというやつを愛用しています。
ジオデシックが欲しくて随分以前に買ったものですが、ポ−ルがすべてスリ−ブ式というのは立てにくいですね。
半分は吊り下げになっていれば・・・と思います。
とはいえ、やはりデザインが好きで、愛着のあるテントです。
ハイ!一時期はシュラフやグローブまで
出してたよーですヨ!!
コメント&ご訪問ありがとうございます。
よくまあ、こんな無名のブログを
見つけて下さいまして!!感謝感謝デス(^0^)
ラテラのテントユーザーさんとめぐり会えたの
すごく嬉しいデスよ〜!!
デザルプジオをご所有なんですネ。ラテラテントの中でも一番強度があるって聞いたコトあります。
見た目はとってもステキなので、お互いに「生き残りテント」を1日も長生きさせてみませんか?
後日この項も加筆訂正致しますので、よろしかったら、また遊びにいらしてくださいネ。