ウィンパー型テント
第2弾にあたる今回は、ウィンパー型テントです。
前回観察した屋根型テントの進化版といったところでしょうか。屋根型はフレームが前後に1本ずつでしたが、ウィンパー型は2本のフレームをXに交差させたものを前後に配しているのが大きな特徴と言えます。
このウィンパー型は1862年頃、イギリスの登山家エドワード・ウィンパーによる考案とされています。当初はテント布に帆布や動物の皮などを使用していたようですが、1950年代にアメリカでナイロン繊維が発明されて、登山用テントもナイロン繊維を採用したことによって大幅な軽量化に成功したようです。これは屋根型も同じように言えることです。
今日ではドーム型テントに主役の座を奪われてしまいましたが、1980年代前半までは店頭でもよく販売されていたようです。まれに野外活動センターのような場所でウィンパー型テントを見ることもできます。
あっ、そういえば、ボーイスカウトでもウィンパー型を使用しているところを見たことありました。
また記憶に新しいパキスタンの地震やインド洋沖の大津波など、大きな災害の後に救援物資として使用されるのもウィンパー型テントが多いです。三角形で居住性が悪いとは言え、やはりドーム型と比べて居住性に優っているようです。極地以外で生活するとなるとこのタイプのテントとなってしまうのでしょうか。
X(エックス)型ポール
交差させたポールを幕体の前後に配置する独特のスタイルはウィンパー型の最大の特徴であり、強みであると言えるでしょう。
ちなみにポールの接点つまり交差部分はボルトなどによってしっかり結合されているものが多いです。
エックス型だとまず
@設営がラク
Aポールが倍の本数になった分だけ強度がUPする
B出入り口の真ん中にポールが立っていないので、出入りがラク
などのメリットがあります。
ウィンパーが考案した当時はおそらく画期的なアイデアだったことだと思います。
近代テントの変遷A うぇぶきゃん援護シャゲキ
2008年11月24日
近代テントの変遷A
タグ:テントの変遷
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