近代テントの変遷C うぇぶきゃん援護シャゲキ

2008年11月26日

近代テントの変遷C

うお座1とうとうこのシリーズ第4弾です。 今日はドーム型テントの亜種!?とも言える「うお座型」テントの解説です。
銘々の由来はイラスト左にあるように、上から見ると星座の「うお座」のマークに似ていることからだそうです。
    ユニークなシルエット・広がる内部空間
 うお座型テントは通常のドーム型と比べて天井部分が広く開いた形状をしていますから、その分壁面が垂直に近い角度でせり立っています。
そのためテント内部は圧迫感が減って過ごしやすくなっています。また天井部が平面なので、室内で座っていても顔の近くにテント壁面のカーブが迫ってくるような感覚がないのも特質でうお座2す。
 このテントは一般に上部からの圧力(ほとんどの場合積雪ですが)に弱いとされています。圧力がかかると楕円の天井部が開いてしまうのでは・・・?という懸念です。
確かに極所の遠征にこのうお座型テントが採用されることは年々減ってきています。
しかし、うお座型テントの代表格MossTentsモステント(吸収合併されて現在ではMSR社)の創始者ビル・モスは「かなりの強度を発揮できる」と断言しています。
確かに信頼性のある強度を出しているはずなのですが、それより他のドーム型のテントの方が抜きん出た強度を出してしまっているので、うお座型テントの強度は劣勢に受け止められてしまうのかも知れません。
ビルの考案したテントはアメリカ工業デザインで優勝するほどテントという枠を超えてデザイン的にも高い評価を得ました。
一説によるとニューヨーク近代美術館にも所蔵されているとか(←コレ、かなり未確認的情報です)。
 Mossテントが消滅から久しいですが、日本でもMossテントの愛好家は、い〜っぱいいらっしゃいます。タレントの田中律子さんもその一人でした。
 国産でもかつてはうお座型テントは生産されていました。LATERRA初のテント(名称なし、コードナンバーのみ)やスノーピークのブリーズライト2などです。モステントと比べると見劣りしてしまうシルエットでしたが、サイズの割りに内部が大きく快適なテントでした。
しかし、日本の登山用テントは90年代から急速に軽量・コンパクトの追及に邁進してしまったため、やがてうお座型テントはフィールドから姿を消してゆくことになりました。
   reserve
posted by Concept By MoonSociety at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | テントの変遷 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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